【メイキング・SAI】肌の塗り方で立体感が出せる!?影と色使いで綺麗なイラストに魅せる方法
こんにちは~Taku(@takumuda_1093)です。
皆さんはキャラクターのイラストを描く時、配色や影の入れ方に困ったことはありませんか?
イラストはちょっとした工夫や塗り込みで、キャラクターに命を吹き込むことができます。
今回は「目」と「髪」の講座記事に続き、肌の塗り方を説明していきます。
1.肌は立体感とリアリティを出す重要な要素
肌はイラストのクオリティーを大きく上げる重要な要素になります。
塗り混み具合によっては現実世界と変わらない程違和感のないリアリティのあるイラストを描くことができます。
立体感のある影や、色の変化を意識してリアリティのある素敵なイラストを描いていきましょう。
2.使用ソフト・イラストについて
使用するソフトは「ペイントツールSAI」になります。
説明は「SAI」の内容になりますが、他のペイントソフトと大きな違いはないので安心して読み進めて下さい。
まさかの犬耳(ケモ耳)の男の子「ライタ」くんだよ!
ブログ用のイラスト完成#イラスト #ブログ pic.twitter.com/NKIK4lqGhJ
— Taku@ブログやってる人 (@takumuda_1093) July 11, 2020
「野良犬がある日突然人の姿になった。その謎を解明して、元の姿に戻るために冒険に出る—」みたいなさ。
リツイートも沢山頂いたり、海外からの閲覧もあって嬉しい限り!皆さんありがとうございます!
3.実際に塗ってみよう
①線画を用意する
線画を描きましょう。まず、[線画]のレイヤーセット(グループ)を作成します。
このとき、一つのレイヤーにまとめて描かずに、それぞれの部位でレイヤーを分けましょう。
レイヤーを分けると、後から描き換えるときにとても便利です。
色は彩度の低い黒(グレー)を選びます。このとき絶対に真っ黒(#000・K100%)な色は選ばないようにしましょう。真っ黒な色で塗ると、バチバチと重たい印象を与えてしまいます。
線の色を決めたら、強弱を意識して[鉛筆ツール]で描いていきます。
②肌のベースとなる色を決めて塗る
肌のベースを塗っていきます。
まず、[線画レイヤーセット]の下に[肌レイヤーセット]を作成します。次に、[肌レイヤーセット]の中に[肌レイヤー]を作成します。
肌の色はキャラクターにもよりますが、基本的には彩度の低いフレッシュ色を選びます。
ペンの種類は[鉛筆ツール]にし、ベタ塗りしていきましょう。
③1段目の影を塗る
1段目の影を大まかに塗っていきます。
[肌レイヤー]の上に[影レイヤー1]を作成します。
このとき[クリッピング]にチェックをして、色がはみ出さないようにしましょう。
次に、光がどこから当たっているのかを意識しながら[鉛筆ツール]で影を塗っていきます。
④2段目の影を塗る
2段目の影を塗っていきます。
[影レイヤー1]の下に[影レイヤー2]を作成します。
こちらもクリッピングを忘れずにしておきましょう。
次に、ペンの種類を[マーカーツール]にして、1段階目の影に付け足すように塗っていきます。
⑤1段階目の影にグラデーションを入れる
1段目に塗った影にグラデーションを入れていきます。
[影レイヤー1]に戻り、ペンの種類を[エアブラシツール]にして塗っていきます。
この時反射光も一緒に入れていきましょう。反射光とは「光が当たっている面から跳ね返る光」のことをいいます。
反射光は紫寄りの色に、最も明るい部分はオレンジ寄りの色にして塗っていきましょう。
⑥口を塗る
口も肌同様に1段階、2段階の影を塗っていきます。歯も忘れずに塗りましょう。
手順は今までと同じなので割愛します。
⑦頰の線を描く
頰の線を描いていきます。
女性や少年のキャラクターは頰を描くと可愛さが増して良いでしょう。
また、泣く&照れた表情にも頰を描くと魅力が一気に上がります。
新しくレイヤーを作るか、[影レイヤー]に戻って付け足していきましょう。
色はオレンジ系にします。[鉛筆ツール]で、右上に向かって線を2本ほど引いていきます。
左下に下がるような線は、違和感や不安を感じさせる原因になってしまうよ!
⑧頰や関節に赤みを入れる
可愛さや立体感をより出すために軽く赤みを出していきます。色は頰の線と同じ色を使用します。
[ベースレイヤー]に戻り[エアブラシツール]で、頰や関節に塗っていきましょう。
⑨線の色を馴染ませる
線の色を塗り直していきます。
[線画レイヤー]に戻り、[エアブラシツール]で塗っていきます。
各部位の影で使用した色を[スポイトツール]で吸い取り、線画に馴染ませて塗っていきましょう。
特に、髪に被った「まつ毛」は、重なりを意識して塗り直します。
最後に他の部位もしっかり塗り込んだら完成です。
4.本格的にイラストの描き方を学びたいって方におすすめなサイト
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5.まとめ
今回は肌の塗り方を紹介していきました。
光源の理解や、影の色を工夫するだけで立体感が出せ、リアリティのあるイラストを描く事が出来ます。
「今まで何となく塗っていた…」「グラデーションなんて入れたことがなかった…」と言う方は是非参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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PROFILE
プロフィール
Taku
創作中心のフリーイラストレーター。
専門学校でWebやグラフィックの技術を2年間学び、
印刷会社のグラフィックデザイナーとして就職。
Web技術のスキルアップを目指して
半年で退職し、Web制作会社でデザイナーとして2年間奮闘。
現在はフリーのイラストレーターとして
日々活動している。
現在イラスト・画像作成のご依頼を募集しております。
ご興味がある方はご依頼募集サイトから詳細をご覧下さい。
コメント一覧
サイト全体に雪?が降ってる演出がかかってて見づらいですね。
貴重なご意見を頂きありがとうございます。
冬仕様で雪の演出を実装しておりましたが、全て非表示に致しました。
また、何かご意見等ございましたらコメントを頂けると幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。