【SAI・イラスト加工】仕上げの加工でイラストのクオリティが爆上がり!?イイ感じの雰囲気にする塗り方とは?
こんにちは~Taku(@takumuda_1093)です。
早速ですが、背景込みのイラストを描いても、人物と馴染んでいなくて雰囲気が出ない「残念なイラスト」になってしまった経験はないでしょうか?
今回はそういった悩みを解決するために、イラストのクオリティをさらに上げるコツを紹介していこうと思います。
最後までお付き合い下さいね。
1.仕上げに加工してクオリティを上げよう
人物や背景が一通り描き終わり「さぁ完成だ!」と思っているそこのあなた!
もう一度客観的にイラストを見てみて下さい。
どうでしょうか?人物と背景は綺麗に馴染んでいますか?光や影の強弱はしっかり付いていますか?
「微妙だな…」と思った方は、これから説明する方法でクオリティを上げてみて下さい!
人物と背景を馴染ませたり、場面全体の光や影を付け加えることでイラストのクオリティを大きく上げることができますよ。
2.使用ソフト・イラストについて
使用するソフトは「ペイントツールSAI2」になります。
説明は「SAI2」の内容になりますが、初代SAIや他のペイントソフトでも似た機能があるので、安心して読み進めて下さい。
今回も記事進行やサイトのメインビジュアルに登場してる「リュウイチ」のイラストだよ!
新作イラスト完成。
(やや流血注意?)
以下作品集ページにも載せています。https://t.co/xmLFT4pg76#イラスト pic.twitter.com/jAwy3WqP8k— Taku@ブログやってる人 (@takumuda_1093) November 6, 2020
今回は「戦闘中みたいなハラハラドキドキするようなワンシーン」を描いてみたよ!
ただ、少し抵抗を感じる人もいるかも(?)しれないから、この記事では流血要素なしバージョンで説明していくね。
3.加工したことによる見栄えの違いについて
一手間加えるだけで一気に雰囲気が変わるから絶対に加工はしていこう!
4.実際に加工してみよう
まず、大前提として記事通りの作業を行うと全体的に暗いイラストになります。
(イラストの背景はトンネルなど薄暗い感じの場所をイメージしています。)
明るいイラストを描いている場合は加工の仕方が変わってくるので、ご了承下さい。
①人物全体に適した影を付ける
まず、人物全体のレイヤーの上に[人物の影レイヤー(通常)]を作り、[鉛筆ツール]で人物全体を真っ黒に塗りつぶしましょう。
このとき、人物の「瞳」は塗りつぶさないようにしましょう。
次に、不透明度を任意の値まで下げて、適した明るさにします。
②瞳を光らせる
[人物の影レイヤー]の上に[瞳の光レイヤー(オーバーレイ)]を作り、瞳に光を付けていきます。
まず、人物の瞳に合わせた色を用意します。
次に[エアブラシツール]で瞳を覆うように塗っていきます。塗り終わったら不透明度任意の値まで下げてあげましょう。
③背景の一番暗くなる箇所を少し青くする
背景の中で一番暗くなる箇所をイメージして、若干青っぽくしていきます。
背景全体のレイヤーの上に[背景影レイヤー1(オーバーレイ)]を作り、[グラデーションツール(円)]で色を加えます。
今回のイラストでは右下に色を入れていきます。
このままだと色が濃すぎるので、不透明度を任意の値まで下げます。
④背景の下部全体に影を加える
背景の下部に影を付けていきます。
[背景影レイヤー1]の上に[背景影レイヤー2(通常)]を作り、色は黒にして[グラデーションツール(円)]で色を付けていきます。
「下から徐々に明るくなっていくイメージ」で塗っていきましょう。
暗くなりすぎる場合は不透明度を任意の値まで下げて下さい。(このイラストでは不透明度は下げていません。)
⑤背景の一番明るくなる箇所に光を加える
背景の中で一番明るくなる箇所に光を付け加えていきます。
[背景影レイヤー2]の上に[背景光レイヤー(発光)]を作ります。
色はオレンジにして、[グラデーションツール(直線)]で「左上から光が当たっているようなイメージ」で塗っていきます。
色をオレンジにした理由は「太陽光」をイメージしているからです。
おそらく光が強くなりすぎると思うので、任意の値まで不透明度を下げましょう。
⑥イラスト全体に青いスクリーンをかける
いよいよ最終的な仕上げに入っていきます。
全体のクオリティを上げる大きな要素にもなるので、しっかり作業していきましょう。
イラスト全体のレイヤーの最前面に[ブルースクリーンレイヤー(スクリーン)]を作ります。
色を青にして[鉛筆ツール]で全体を塗りつぶし、不透明度を任意の値まで下げていきます。
「暗い場面では青」「明るい場面ではオレンジ」を入れてあげると雰囲気が一気に出せるよ!
⑦影の中で一番明るくなる箇所に少し光を入れる
影の中で、一番明るくなる箇所をイメージして、少しだけ光を入れていきます。
「ブルースクリーンレイヤー」の上に[光スクリーンレイヤー(スクリーン)]を作成します。
色は水色にして、[グラデーションツール(円)]で色を塗っていきます。
色が濃い場合は不透明度を任意の値まで下げて下さい。
⑨完成したイラストを再度確認する
全ての加工作業を終えたら、もう一度客観的にイラスト全体を見てみましょう。
光や影が強すぎるなど問題があった場合は、微調整をして完成です。
どう?加工していない状態と比べてかなりクオリティが上がったよね!
絵を描く人にはぜひ実践してほしい作業っスね!
5.本格的にイラストの描き方を学びたいって方におすすめなサイト
最後におすすめなイラスト講座サイトを紹介します。
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6.最後に
今回は「オーバーレイ」や「スクリーン」を使ってイラストのクオリティを上げる方法を紹介しました。
今まではPhotoshopを使用して「グロー効果」の加工などをしていますが、「SAI2」でもある程度の加工を行うことができたので、この記事を書いてみました。
この記事のやり方を参考に、さらにアレンジを加えて実践してみて下さい!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
PROFILE
プロフィール
Taku
創作中心のフリーイラストレーター。
専門学校でWebやグラフィックの技術を2年間学び、
印刷会社のグラフィックデザイナーとして就職。
Web技術のスキルアップを目指して
半年で退職し、Web制作会社でデザイナーとして2年間奮闘。
現在はフリーのイラストレーターとして
日々活動している。
現在イラスト・画像作成のご依頼を募集しております。
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