【WordPress】ContactForm7にreCAPTCHAv3をに導入して中央配置する方法
こんにちは~Taku(@takumuda_1093)です。
最近、このブログのお問い合わせフォームからスパムメールが大量に来ていました。
しかし、あるものを導入しただけで大きな効果があったので紹介します。
1.コンタクトフォームからスパムが大量に…
ある日、自分のgmailに送られてきたメールをチェックしていたら、迷惑メールが何十件も届いていることに気がつきました。
どんな迷惑メールが届いているのか確認すると…
内容は、「完全日本語のブログなのになぜか全て英語のメッセージ」や、「見るからに怪しいネットビジネス勧誘」「Webやデザインに全く関係のない自動車の押し売り」などなど…。
とにかく迷惑極まりないメールが大量に送られてきていました。
おかげでWordPressからの大切なお知らせメールまでスパム扱いにされていました。
そして日本語のスパムメールに必ず書かれている冒頭の一文、
2.Contact Form 7はスパム攻撃を受けやすい
このブログのお問い合わせフォームは「Contact Form 7」というプラグインで作成されています。
「Contact Form 7」は、名前の通りコンタクトフォームを簡単に実装・設置ができる非常に優秀なプラグインです。
WordPressでWebサイトを作成している人なら誰もが知っているプラグインかもしれません。
どうやら「Contact Form 7」は王道かつ人気のプラグインだけあって、スパム攻撃も多く受けてしまうようです。
3.スパムに困ったらre CAPTCHAを導入しよう
記事の下にあるコメントフォームは「SiteGuard WP Plugin」というプラグインでスパム対策ができていました。
「SiteGuard WP Plugin」は画像認証(変形した文字を読み取って入力するタイプ)を表示することで、悪質なスパムを一掃してくれるプラグインです。
しかし、「Contact Form 7」に「SiteGuard WP Plugin」の画像認証を埋め込むことはできません。
なので、何か良いスパム対策はないかと考えましたが、答えはたった1つでした。
それは「reCAPTCHA」です。
「reCAPTCHA」は、Googleから提供されている、悪質なbotからのスパム攻撃からWebサイトを守るシステムの一つです。スパム対策システムの中でもトップクラスの効果を期待することができます。
この「reCAPTCHA」を使えば、きっとスパムメールは無くなるはずだと信じて導入することにしました。
4.reCAPTCHAv3で画像認証がなくなった
「re CAPTCHA」は正直初めは良いイメージを持っていませんでした。
理由は画像認証が必ず表示されて、難問もあったからです。
今までは「出題された物を、グリッド常並べられた画像の中から探し出す」という画像認証が必ず表示されていました。
急いでいる時にこの認証を行うのは大変で、グリッドと画像の境目が分かりにくい出題もあり、人間でも手こずることがありました。
しかし、v3になってからは怪しい操作(bot)だと判断されない限り、画像認証は表示されません。
そのため、毎回認証作業を行わなくてもスムーズにメッセージを送信することができるようになりました。
5.re CAPTCHAv3の設置方法
WordPressで「re CAPTCHAv3」を導入する方法は主に2つあります。
ダッシュボードの「インテグレーション」から導入する方法と、「re CAPTCHAv3のプラグイン」から設定する方法です。
1つ目の「インテグレーション」から導入する方法のが手軽に設定することができます。しかし、以下の画像のように「re CAPTCHA」のアイコン(バッジ)が全てのページに表示されてしまいます。
「ページトップへ戻るボタン」を右下に設置している場合、それぞれが重なってしまいとても邪魔になってしまいます。
バッジが表示されるにしても、お問い合わせフォームだけにしたい…
なので、この記事では2つ目のプラグインを使用する方法で説明していきます。
①Google reCAPTCHAにサイトを登録する
自身のWebサイトを「Google reCAPTCHA」に登録します。
まず、「Google reCAPTCHA」でログインして、サイトの情報を登録していきます。
- ①「ラベル」は、登録名を設定します。後から見ても分かるように、サイト名やURLを記入しましょう。
- ②「reCAPTCHAタイプ」は「reCAPTCHAv3」の方を選びます。「reCAPTCHAv2」を選ぶと例の画像認証が表示されてしまうので注意。
- ③「ドメイン」は、Webサイトのドメインを記入します。「https:」や「www」を含まないように注意しましょう。
- ④「利用規約に同意する」は、チェックボックスにチェックを入れて下さい。画像では見切れてしまっていますが、「アラートをオーナーに送信する」にもチェックを入れておきましょう。
②Site KeyとSecret Keyを用意する
登録が完了すると「Site Key」「Secret Key」という2種類の「Key(キー)」が表示されます。
このKeyはプラグイン導入後に必要になるので、ページを閉じずに残しておきましょう。
③プラグイン「Invisible reCaptcha for WordPress」を導入する
次にreCAPTCHAのプラグインを導入します。
WordPressの[ダッシュボード]にアクセスし、[プラグイン]から[新規追加]に移動します。
右上にある検索フォームに「Invisible reCaptcha」と入力して検索をかけます。
そして左上に表示されている「Invisible reCaptcha for WordPress」をインストールして有効化します。
④プラグインの設定をする
プラグインが導入できたら、初期設定をしていきます。
- ①「Your ○○○Key」は、先ほど用意した「Site Key」と「Secret Key」をそれぞれ記入していきます。
- ②「Language」は言語設定のことです。日本語に設定したいので「japanese」を選択します。
- ③「Badge Position」は、表示位置のことです。お問い合わせフォームだけに埋め込みたいので「Inline」を選択します。
⑤reCAPTCHAをContact Form 7に埋め込む
[Contact Forms]に移動し「Enable Protection for Contact Form 7」のチェックボックスにチェックを入れます。
6.re CAPTCHAv3を中央配置するには
これで「re CAPTCHAv3」を導入・表示することができました。しっかり表示されているか自身のお問い合わせフォームを見て確認しましょう。
re CAPTCHAの表示を中央配置にするためには「css」を追加していきます。
まず、WordPressの[ダッシュボード]を表示し、[外観]から[テーマエディター]に移動します。
もしくは、エディターソフトを起動して「style.css」 を開きます。
cssを追加する準備ができたら、任意の箇所に以下のコードを記述しましょう。
/*reCAPTCHA*/
.grecaptcha-badge{
margin: auto;
}
また「上下の高さ(margin-top)(margin-bottom)」も調整するとさらに良くなるよ!
cssに詳しくない人は、上のコードをコピペしよう!
記述が完了して更新すれば、以下のような中央配置に変わります。
7.導入した効果は果たして…
さてここまで導入方法を説明しましたが、効果はあったのでしょうか?
導入から数日後に改めて迷惑メールを確認してみると…
とにかくよかったね〜!
正直数件は届くかなって思ってたけど、予想を遥かに上回る結果で大満足!
スパムメールに困っている場合はre CAPTCHAの導入も視野に入れてみてほしい!
8.最後に
今回はお問い合わせフォーム(Contact Form 7)に「re CAPTCHAv3」を導入・中央配置する方法をまとめました。
スパムは放っておくと、どんどん増えてしまい、Webサイトに重大な悪影響を及ぼす可能性もあります。
なにかが起きる前に早めに対処していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
PROFILE
プロフィール
Taku
創作中心のフリーイラストレーター。
専門学校でWebやグラフィックの技術を2年間学び、
印刷会社のグラフィックデザイナーとして就職。
Web技術のスキルアップを目指して
半年で退職し、Web制作会社でデザイナーとして2年間奮闘。
現在はフリーのイラストレーターとして
日々活動している。
現在イラスト・画像作成のご依頼を募集しております。
ご興味がある方はご依頼募集サイトから詳細をご覧下さい。
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